『人生は選択の連続である』
劇作家ウィリアム・シェイクスピアの作品のひとつである『ハムレット』のなかで、ハムレット王はそのように言いました。
人間は1日に 1000 個以上の決断をしているそうです。私は決断を下す上で、選択肢が多ければ多いほど良いという考えの人間です。
しかし、私は決して剛毅果断であるというわけではなく、どちらかというと優柔不断な方だと思います。
だから、選択肢が多いことが必ずしも良いという訳ではありません。慎重に考え、決断する場合には選択肢が多い方が良いのかなと思います。
『選択肢が多い = 可能性が広がる』 という捉え方をしているからです。
私は普通の人よりも選択肢が多い点で自慢できることがあります。それは、
『ジブリ作品を見るか見ないか』 という選択肢です。
ここで私がこの記事を書くきっかけになった、お笑い芸人かまいたちの
『自慢話トトロ見たことない』という漫才を紹介します。
濱家さんが
「人に自慢できることがあった方がいい。」という導入で始まるこの漫才は、
山内さんの
「となりのトトロを一回も見たことない。」という返しで話を展開していきます。
「人にできないようなことを自慢という。」と手品が得意な濱家さんは、自慢の例として手品をあげます。
それに対して山内さんは
「今からでもみんなが頑張って練習したら、お前(濱家)に追いつく可能性がある。その点、トトロ見たことないは今からじゃどうにもならない。みんな(トトロを見たことがある人)がこれから頑張ってトトロを見んとことしても意味がない。もう見ちゃってるから。みんなは俺の自慢に追いつく方法がない。追いつかないのは俺が時間という壁に守られちゃっているから。見ていないということはこれから見ることも見ないこともできる。私にだけ選ぶ権利があるということ。」
という理論で自身の自慢の独自性を強調します。私に関して言うと正確には
『見たことがない』ではなく、『一度も最後までじっくり見たことがない』 という表現の方が正しいです。
トトロに関しても登場人物の数名の名前や部分的なシーンはわかります。しかし、どんな話か、どんな結末かと言われると全くわかりません。
だから正確には山内さんの言う、見たことないではありません。しかし私はトトロに限った話ではなく、ジブリ作品全てに言える話です。
よくこの話を友達に言うと、「ジブリ作品は見た方がいい。日本人なのにジブリ見ないなんてありえない。」と言ってきます。
それに対して、生まれてから 19 年間、ジブリ作品の包囲網を潜り抜けてきた私から言わせると 『間違いなく見た方がいい』 です。早く見ろって感じです(は?)。
私はジブリ作品を見るか見ないかという二つの選択肢の中で、決断を下すことができます。その決断が、私の人生の大きな分岐点となるかもしれません。
人生の中で必ずその日は訪れます。私は人よりも多い選択肢の中で慎重に考え、その決断を下そうと思います。
面白いのでかまいたちの漫才も是非見てみてください。