火事場の馬鹿力


私は課題等の提出物は出来るだけ早く終わらせて、期限に余裕を持って提出したいタイプの人間です。

これは大学に入ってからという訳ではなく、小さい頃から夏休みの宿題は序盤に終わらせて好きなことをするという子でした。

高校の時も、部活でどんなに疲れていても日々題等の課題が終わってないと寝れず、課題を翌日に持ち越すということはありませんでした。私は提出期限に間に合わないといった、もしものことを考えると心配になって早めに終わらせるという行動をとります。

しかし、私の友達には真逆の人が一定数います。彼らは、
「課題は提出期限のギリギリになって取り組み、提出するのがいい」
と言い張ります。

私は理解できず、理由を聞いてみると
「ギリギリになればなるほど、効率性が上がるんだ」
と言われました。

私はこれが 『火事場の馬鹿力』 ってやつかと思いました。

火事場の馬鹿力とは、切迫した状況に置かれると、普段には想像できないような力を無意識に出すことのたとえです。

私は彼らのように勉強において火事場の馬鹿力を使うことができるのか、色々調べてみました。すると、パーキンソンの法則 というものに出会いました。

パーキンソンの第一法則に
「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
というものがあります。これは、期限をどこに設定しても、期限をギリギリまで使うのが人間の心理であるということです。

例えば、30 分で終わるはずのものも 1 時間の制限時間を設定していると、1 時間ギリギリまでかかってしまうということです。彼らの行動は人間の心理そのものだったのですね(笑)。

私は大学生になって 1 年と 2 ヶ月が過ぎようとしていますが、大学は高校までとは違い、自分で考えて動かないとあっという間に時間だけが過ぎて行きます。

大学生は在学中に社会に必要とされるような人間にならないといけません。そのためには自分の武器となるものを習得しておく必要があります。そこで火事場の馬鹿力を利用するために、それらの習得期限を大学卒業にするのではなく、目標ごとに期限を決め、それを一つずつクリアしていくことで、効率よく習得し、予定よりも多くのことができるのではないかと考えました。

でも、自分で期限を決めて強制するのって難しいですよね…。私はとりあえず 2 週間後に控える中間考査に向けて、各教科ごとに期限を決めて取り組みたいと思います。課題に関しては提出期限よりも早い、自分なりの提出期限を決めて取り組もうと思います(笑)。